バスケットボール経験者はよく「PGに憧れた(けどできなかった・させてもらえなかった)」と言います。
人気漫画でもスラムダンクの牧・藤間・仙道・宮城・板倉、黒子のバスケの赤司、高尾、笠松、今吉など圧倒的な人気キャラが揃っています。
シティダンク2におけるPGはリアルバスケとはかなり違った役割だったりするのですが、勝敗に直結するといっても過言ではありません。初心者はまず立ち回りを覚えることが重要です。
PG(ポイントガード)の立ち回り・役割とは
- ルーズボールの回収
- 味方F/SGにマークを集中させないためのオフェンスの抑止力
- チャンスがあるときにスティール・インターセプトを狙う
- 相手のエースを試合から消す(組み合わせ次第)
重要なのは「ターンオーバー(攻守交替)の割合を+にする」こと。
味方がブロックされてもルーズボールを回収すれば攻撃が続くのでターンオーバーになりません。味方のC/Fが相手をブロックしたときにルーズボールを回収できればターンオーバーになる。スティールとインターセプトは発生した瞬間にターンオーバー。
また残り25秒で2ポゼッション差(要は4点差以上)のとき、すぐに点を取れたとしても相手に18秒きっちり使われたり追加点を奪われたりすると詰みます。つまりスティール・インターセプトでターンオーバーを奪うしかないので、運と確率の要素もあるとはいえこの場面でボールを狩れるPGは賞賛される。
攻撃面でも味方が攻めやすい=ブロックされない立ち回りをすることでターンオーバーを防ぐことにつながります。
PGがやってはいけないこと
- リバウンドやルーズ発生時に3Pを狙いにいく
- 無理やりスティールを狙ってマークすべきSGをフリーにしてしまう
- 相手がスティールを狙っている中でダラダラと(嶺姫以外で)ドリブルする
- 妨害シュートを打ってしまう、あるいはブロックされる
- 判断ミス、パニック、フリーズ
こんなPGはモテる
- ルーズボールをことごとく回収していく
- ここぞの場面で相手の隙をついてミドルや3Pを決めてくれる
- 攻撃の起点になってるから相手が無視できなくなってる(SF・SGのマークが緩む)
- ここぞの場面でスティールしてカウンターを演出してくれる
- 相手のSGに仕事をさせない
まず共通スキル「ダイビングキャッチ」は必須。ルーズボールをどんどん拾ってくれるなら攻撃サポートや守備でミスをしても味方にフォローしてもらえるし、ルーズを拾いにいかないなら多少点を決めたところで味方から信用されません。
味方がリバウンドを取れないときに「リバウンドォ!」というボイスを送ってくるキッズは多いですが、インサイドのプレーヤーは「ルーズゥ!!!!」というボイスの実装を初期からずっと待ち望んでいます。
オフェンスのときPGはどこに立って何をすればいいの?(SF・SG構成バージョン)
基本的にはダラダラとドリブルせずに味方のスコアラー(PF/SF/SG)に渡す。スコアラーが1~2回ドリブルを止められただけで自分がダラダラとドリブルしだす初心者も少なくないですが、相手からすると何も怖くないので意味がありません。ので基本的にはすぐに渡す。
密集地帯でCにパスしてしまうとスティールでボールを奪われるリスクも高いため、適当にパスボタンを押すのではなくコース取りも重要です。なおスコアラーがPF(ラニスターのぞく)で、ゴール下にいかずに自分にしつこくスクリーンをかけてくるタイプだった場合はその試合は諦めましょう。
スコアラーがイケそうな場合、次の2点が立ち回りのポイントです。
1. 「近すぎず離れすぎず」
近すぎると対面のGが思い切ってカバーに動けてしまうし、遠すぎても対面のGが思い切って動けてしまいます。
どういうことかというと、シティダンクシリーズにおいては一定の距離が空いているとパスが山なりのふんわりしたパスになります。このパスは到達まで時間がかかり、キャッチミスが起こる確率も高いので、「誰もマークついてないから打てるよ!」とパスを要求してもパスを投げた瞬間にダッシュすればほぼマークが間に合ってしまうのです。
ちなみに無印ではこのふんわりパスをほぼ確定でインターセプトできるスキルがあるので、無印経験者はだいたい気を遣ってポジショニングするようになっています。
2. 「1on1でのシュートorパスという構図をつくる」
ある程度高いランクになると、SFやSGがドリブルで敵を崩したとき、フリーのPGに低いパスが通る場面が増えます。
が、高ランク帯では相手のC(夏樹含む)がきっちりケアしてきます。
ここで「自分はサポートタイプだから…」とPGがパニックになったり、絶対にシュートを打たずにパスをするだけだと相手にバレると攻撃が終わってしまうので、結局攻め手がなくなってブロックされたり苦し紛れに妨害シュートを打つしかなくなります。
ここでのポイントは
- 本当にブロックは届くのか?
- すぐにCに出したらダンクのブロックに戻っても間に合わないのではないか?
- このCならフェイクに引っかかるのではないか?
という点です。こういう状況判断がPGの醍醐味でもあります。
1. このCのカバーブロックは間に合うのか?
シュートブロックには、ブロックが届く位置からタイミングを合わせて飛ぶ必要があります。
- 相手Cが離れすぎている場合→飛んでも届かないので普通に打てばいい
- 相手Cの反応が遅い場合→クイックシュートなら打ち切ることができる
なので、PGは共通スキルで「クイックシュート」を装備しておくと攻撃面でかなり貢献できます。
ただ、相手が夏樹であればかなり離れていても届くので、クイックに反応してくる相手なら真正面から打つのはおすすめできません。
2. すぐにCに出したらダンクのブロックに戻っても間に合わないのではないか?
反応がいいC、つまりカバー重視のC(野良の味方を一切信用していない場合もある)であれば、かなりPG寄りにプレッシャーをかけてきます。
それが分かれば、落ち着いてCに渡せばダンクで決めてもらえます。SF/SG(外)→PG(外)→C(内)というパターンが決まると相手の守備が内側に寄りがちなので、外で攻めやすくなるという駆け引きはだいたいのスポーツ経験者なら理解できるはずです。
ここでCが打ってくれないと厳しいですが、絶対にダンクを打たないチキンとか、なぜかPGをスクリーンで援護しようとベタ付きしてくる(すれ違いざまとか適度ならいいけど)ストーカーだったときはその試合は何をどう頑張っても無理なので逆に諦めることができます。
注意点として、カバーが非常に上手いCは「カバーを偽装する」という選択肢もあるので、「思い切り寄ってシュートを諦めさせて、パスを投げる直前にダッシュしてゴール下に戻る」という動きをしてきます。この場合、実はそのまま打てばどフリーで打てていたということなので、真面目な人であれば精神的なダメージを受けます。
そのレベルのCとやり合うためにはSF・SGをやってみたほうがいいかもしれません。彼らは常にそのプレッシャーの中で試合をしています。
3. このCならフェイクに引っかかるのではないか?
FやSGでガンガン攻めるときも必要なテクニックです。
「自分がこいつを〇す」と気負っているCであれば、クイックを警戒して即ジャンプしたり、シュートモーションを見せた瞬間にジャンプしてくることもあります。
そんなときは、フェイダウェイ(KING)だったり、シュートフェイクからのパス(KINGとソヨンとヒジョン)だったり、フェイクだけして後ろに下がって改めて打ったりすると相手をすかして点を取ることができます。
とにかく冷静さが大事。
番外編:もっと攻撃の幅を広げるなら嶺姫を使う
嶺姫だけは自分でガンガンドリブルして相手守備の陣形を崩していけるのでかなり立ち回りが変わります。
低ランクなら左右に揺さぶってフリーになってシュートを決めるだけで相手にプレッシャーを与えられますが、バスケとかサッカーとかアメフトとかの経験者であれば嶺姫の真のいやらしさは理解できるはず。相手の守備をコントロールできるようになるとかなりモテます。
ただ、嶺姫はルーズ回収でヒジョンやベティに勝てず、ターンオーバーの生産性も低いため、固定パーティを組んでチームで戦術を決める最強王者帯ではほぼ使われていないことには注意しましょう。
オフェンスのときPGはどこに立って何をすればいいの?(PF構成バージョン)
PFという人種は本当に人によります。
- ガンガン打つからゴール下で待機してルーズ拾ってほしい派
- 気が散るし相手にスティール狙われるから離れててほしい派
- 相手守備がゴール下集中するなら外でPGがフリーになれるからガンガン狙っていいよ派
などなど。
野良で意思の疎通をするのは不可能なので、前半戦でなんとなく味方の性格を推測する必要があります。
1のタイプなら「そろそろ打ちそうだな」と思ったらゴール下に寄っていって、ブロックされてボールがこぼれた瞬間に落下点に走るとモテます。2~3のタイプは逆にゴール下に来られるとイヤ~な顔をされます。
とはいえあんまり細かい戦術は必要ないので、SF/SG構成ほど戦犯になるリスクはありません。完全に外でフリーなのにパスした瞬間に誘導パスしてくる初心者の黒子が叩かれてたくらいです。
ディフェンスのときのPGの立ち回り・役割とは?
- Lv.1 ルーズ発生時に最速で追いついて回収する
- Lv.2 マッチアップ相手を徹底マークする(ドリブルを止めたときにボールを奪えればもっといい)
- Lv.3 抜かれた味方のカバーに入る(そのままブロックできればもっといい)
Lv.1 ルーズ回収
リアルバスケとは違いますが、シティダンク2におけるPGの最も基本的な仕事かつ重要な仕事です。
ある程度のランクのGであれば、だいたいC/Fがブロックに飛ぶかどうかのタイミングで動き出し、ブロックが成功して落ちたボールにそのままダイビングします。味方のC/Fからすると、ブロックに飛んでるときは当たるかどうか感覚的にわかったりするので、当たると思ったときにPGがササッと動き出してるとテンションが上がります(たぶん)。
判断力が試されるポイントとしては、ボールのこぼれた位置がかなり遠い場合に「取りにいくかどうか」です。特に自分のマーク対象がSGで、その人が諦めて取りにいかなかった場合、競争相手が減るので追いつければ取りやすくはなるのですが、取れなかったときはSGがワイドオープンになってしまいます。このへんは経験を積んで試合勘を磨くしかないかも。
Lv.2 マンツーマンカバー
対面がSGや嶺姫のときは、マークの負担も大きくなります。
一番いいのは身体をぶつけてドリブルを止めることです。ドリブルが止まってしまえばそこからシュートを打つことはできず、隙ができるのでスティールを狙うこともできます。
もう一つの守り方としては、相手のクセ・思考を読んで、あるいは隙を作って「あえて打たせて」ブロックを狙うという守り方もあります。ただ、シティダンクシリーズにおいてはあまり支持されず、特に対面が焔やアイリーンなど強力なアタッカーの場合は、無理にスティールやブロックを狙ってリスクを背負うよりはマンツーマンできっちり抑えて何もさせずにおくほうが賞賛されます。
現実のスポーツでも「シャットダウン型(マッチアップ相手に何もさせない)」と「ボールホーク型(何回かは抜かれるけど何回かはボールを奪える)」のどちらが上かという議論はよく起こりますが、玄人には前者のほうが難しいとわかるので支持されます。
とはいえ適正もあるので、自分がどちらのタイプかを理解することも大事。
Lv.3 カバーリング
このへんはもう観戦機能の「モデルリプレイ」で、最強王者の方々のPGプレイを観たほうがいい。
自分じゃないとこにボールがあるときは
- いつでもカバーにいける位置
- かつ裏のスペース(自分のマークマン)にパスを出されても戻れる位置
- パスを出しそうな位置(線上に立っていると一定確率でパスカットが発生する)
という位置取りをすること。
PGに限らず、上位ランクでは味方のカバーに行く気満々なことがわかると 相手のCとかが「走りだすとき」「戻ろうとするとき」を狙ってスクリーンをかけてくる ので注意しましょう。そういうときは視線が自分のキャラのところになかったりするので、全く気付かずに死角から攻撃されるような感覚になりがちです。
特殊なパターン
味方がPF以外(SF/SG)で、相手がPF(ラニスター以外)+PG構成のときは基本的にマークをスイッチすることが多いです。
SF/SG vs PF
PG vs PG
というよりは、
PG vs PF(スティールを狙えて、訓練すればダンクもブロックできる)
SF/SG vs PG(守備の負担が少なくてすむ)
というマッチアップにしたいからです。
PGの訓練とスキン・共通スキルの振り方
ステータスで必須といえるのはスティールだけです。ルーズボールの回収にも影響するので絶対にMAXまで強化しましょう。
共通スキルはダイビングキャッチがほぼ必須といえます。もう一つが悩みどころで、
・ランニングキャッチ:ルーズ回収で優位に立てる
・クイックスティール:ターンオーバーが奪いやすくなる
・クイックシュート:攻撃で貢献しやすくなる
・ランニングパス(嶺姫のみ):攻撃力が激増する
・パワーパス:嶺姫でSGと組むときは有力候補
と、全部ほしいレベルなので、何を重視するかの個人戦術・チーム戦術にも左右されます。
あとは上記を踏まえて、かつ使うキャラの性能を考慮しましょう。
攻撃ステータスで訓練を振るならミドル・3P
嶺姫だけはドリブルや柔軟性、ソヨンはレイアップ(割と必須)も検討の余地がありますが、他のPGは純粋にシュート能力だけです。
3Pに訓練で+36しておくとフリーで1/3は決まるようになります。まぁ1試合で1本しか決めることはないのですが、点差の調整ができるので割と重宝します。
ミドルは素のステータスが意外なほど低いため、特にルカや焔など徹底マークされやすい→PGが打つ機会が多い固定パーティを組むのであれば上げておいたほうがいいです。とはいえ現環境ではあまり上げている人はいないかも。
守備ステータスで訓練を振るなら筋力・ブロック・ジャンプ
密着ディフェンスで相手SGに何もさせないぞ!という人は訓練で筋力を+36、スキンも筋力で振ってしまいましょう。衝突してもヌルヌルとドリブルを継続されることがなくなり、運が良ければ転倒させてボールを奪えます。
緑間は妨害でも入るから確実に潰したい!カバーでもっと貢献したい!という人はブロックやジャンプを訓練で15~36上げるとブロックが届きやすくなります。ジャンプと速度に極振りしておくと逆サイドから猛然とカバーに走ってきてケイニーを潰しにいくこともできるようになります。逆に味方Cのリバウンドを信じて妨害を優先する場合はディフェンスを+36しておくとかなり緑間の妨害シュートに悩まされることが減ります。
シティダンク2で使えるPG(ポイントガード)のキャラ一覧とおすすめ
キャラ | ルーズ回収 | ボール奪取 | 得点力 | ゲームメイク |
---|---|---|---|---|
ヒジョン | ||||
ベティ | ||||
黒子 | ||||
嶺姫 | ||||
ソヨン | ||||
KING | ||||
パイナポー |
最強?そんなものはない。
PGは味方によって大きく左右されるのでチーム構成によって最適なキャラも変わる。野良だと選びづらいので固定メンバーをつくって最適なパーティを編成するのがおすすめ。
野良でも比較的死にづらいのは嶺姫とソヨンだが、立ち回りを覚えてないと邪魔でしかないので注意。
一応分類すると、
ヒジョン:ルーズ回収が圧倒的でPF主体の試合を支配できる守備型、緑間との相性も〇
ベティ:ルーズ回収に強く、バーストがソヨンよりも使いやすい守備型
黒子:ターンオーバーを奪いやすくバーストで確実に点を取れるバランス型、緑間の恋人状態
嶺姫:やや攻撃寄り、唯一ゲームメイクができる司令塔
ソヨン:野良で味方が頼りなくてもどうにかできるが、上位ランクでは使う意味がゼロ
KING:一部キャラとの相性が最高、上級者向け
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